短歌の目7月の感想・お題募集です
管理人です。短歌の目第5回7月へも39名のご参加ありがとうございました。今回もお題提供いただいたおかげでバラエティ豊かな歌を楽しませていただきました。
恋の歌
今回は季節柄か、全体的に情熱にあふれた歌が多数あった印象です。
ほのエロスな艷歌から恋の歌まで。艷歌は情熱を表現しつつも、客観的に伝わるように醒めていないと歌えない、またエロスとなるかシモネタになるかもさじ加減次第という、実は腕の見せどころな分野ですね。個人的にはイケイケどんどん、いいぞみんなもっとやれでした。
無自覚de与謝野晶子
あとは一番おどろいたのが、おかっぱ (id:okappasan)さんのこの歌
10.【枕詞】
ぬばたまのツヤ髪疎む10代は傲慢なれど脆く愛おし
が与謝野晶子の
「その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな」
とほぼ意味が同じということです。おかっぱさんは無自覚とのことだったので、これはつまりおかっぱさんは与謝野晶子と同じ感性をもっている、ほぼ与謝野晶子ということですね。すごいなあ。
もしかしたらこんな発見が他にもあるかもですね。クラシックをフィーチャーしている方も多いし、改めて古典〜近代短歌もちゃんと触れたいと思いました。
五七五七七の定型を守るとこから
あとは初心者のご参加も多かったので改めてちょっと技巧的なお話を。
・10首中10首ともホームランを狙わない
・最初は五七五七七の定型を守っていればOK
くらいを、最初は意識しとけばOKです。
ではでは、また8月の短歌の目、もしくは虚無透さん主催で毎月20日スタートの短編小説の集い「のべらっくす」でお逢いしましょう。
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8月お題を提供していただけると、より豊かな短歌の場になりますはてな題詠短歌のお題を募集します - はてな題詠「短歌の目」