はてな題詠「短歌の目」

毎月1回、はてなブログで気軽に短歌を詠むイベントです。

短歌の目第6回8月の総評および9月のお題募集です

管理人です。
短歌の目第6回8月もたくさんのご参加ありがとうございました。
個別にブコメで感想も付けてまいりました。この短歌すてき!キュンキュンする!と思ったのを職権乱用でどストレートに伝えることができて満足です。
以下全体の総評、怪談短歌について、次回のお題募集です。

http://www.flickr.com/photos/55658968@N00/15037121384
photo by Dakiny


全体の総評

今回はわりとハードル高いかな?と選者自身も思うようなお題をあえて選んでみましたが、短歌のネタになりそうなイベントが多い夏のおかげかキュンキュングっとくる歌が多かったです。

あと逆に「『くきやか』というお題を見て参加しようと思いました」という方もいらっしゃって、「お、おお!」となりつつ、ハードルの高低はこちらが勝手に判断しちゃいけないよなーと思った次第です。

怪談短歌について


「そうだ、怪談短歌、詠もう」とJR東海のCMレベルの淡い思いつきで枕詞の枠に入れてしまいました。

「怪談短歌」は、恋愛短歌もそうなんでしょうけど、三十一文字のなかでいかに言いすぎずに相手に想起させるかを練習するのによいテーマですよね。想起させたい事象もだいたい検討つくから読み手もイメージを共有しやすいし。

怪談短歌については2014年に歌人東直子さん、佐藤弓生さんん、石川美南さん選による一般公募集「怪談短歌入門」も出版されています。興味のある方はぜひお手にとってみてください。おもしろいですよ。

こんなのとか好きでしたね。

真っ白なうどんかき分け叫びます中にあの子がいるはずなのよ 鮫漫坊
(怪談短歌入門より)
「怪談短歌入門」から好きな短歌を7首 - nerumae

参加のきっかけと作品の巧拙について

この「短歌の目」は「短歌やったことないけどやってみようかな」というところから気軽にスタートしてほしいと思っていますので、特に最初の巧拙は問いません。ブログで書くことがないときの穴埋め気分での参加もOKだし、短歌本のアフィリンク等も別に構いません。
間口は広く、「お、短歌、おもしろいかも」とそこから深淵にはまっていく人がひとりでもふたりでも多く増えてくれたら管理人の思うツボです。


読みこむ側としては「ああ、この歌はお題で情景がおもい浮かばなかったな」とか、「創作のかたちを借りてだからこそいえる胸のうちだな」というのはわかります。「こういう情景を詠みたいんだな」というのも伝わるし、「もっとちゃんと解像度高く表現したい!」という意欲も歌を通して感じます。
そういう向上心や「伝えたいことがあるんだけどなんだか上手くいかないな」というジレンマのある人にはこちらもヒントや背中押しをしています。できる範囲でですが…。
せっかく真摯に取り組んでくださっているので、今後の感想コメント付けはそういった方々に時間を多くあてていきたいと考えています。


第7回9月のお題を募集します

「短歌の目」では皆さまからのお題を募集しています。
たくさんのかたからお題をいただくことでより多様な題詠短歌10首ができあがります。ご協力よろしくお願いします。

※次回9月のお題はこのエントリのコメント欄にご記入ください!!

お題投稿について詳しいルールはこちらから
はてな題詠短歌のお題を募集します - はてな題詠「短歌の目」


次回「短歌の目」お題発表

お題発表 9月1日(火)深夜 0:00

募集〆切 9月10日(木)深夜23:59

です。どなたさまも気軽にご参加ください。


川添(id:kkzy9)さんと「短歌の目」について音声対談をしました。私がちょっとどもってたり聞き苦しいですが、川添さんの短歌をつくるときの心がまえ3つがかなり核心をついていたのでぜひ聴いてみてください。

lfk.hatenablog.com


オフラインで聴く方法も紹介されていますので通勤のときなどに。

無料で誰でもできる、youtubeによるwebラジオ放送 - Letter from Kyoto



こちらへのご参加もおすすめしています!

年内百首題詠短歌を詠もうblog.goo.ne.jp


毎月20日スタートnovelcluster.hatenablog.jp